ご好評いただいた『【図解】コレ一枚でわかる最新ITトレンド』の増強改訂版が出版されました。
- 何ができるようになるのか?
- どのような価値を生みだすのか?
- なぜ注目されているのか?
「知っている」から「説明できる」へ 実践で「使える」知識を手に入れる
ネットをながめても、テクノロジーのトレンド、意味や価値は見えてきません。
難しい技術用語を並べられていても、専門知識がなければ理解できません。
製品説明をつなぎ合わせても、テクノロジーの背景や本質は、分かりません。
2015年2月5日発売
斎藤昌義,大越章司,渋屋隆一 著 A5判/224ページ 定価(本体1,580円+税)
ISBN 978-4-7741-7179-1
こんな方に読んでいただきたい!
- IT部門ではないけれど、ITの最新トレンドを自分の業務や事業戦略・施策に活かしたい。
- IT企業に勤めているが、テクノロジーやビジネスの最新動向が体系的に把握できていない。
- IT企業に就職したが、現場の第一線でどんな言葉が使われているのか知っておきたい。
- 自分の担当する専門分野は分かっているが、世間の動向と自分の専門との関係が見えていない。
- 就職活動中だが、面接でも役立つITの常識を知識として身につけておきたい。
内容のご紹介
第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
第1章 クラウドコンピューティング
第2章 モバイルとウェアラブル
第3章 ITインフラ
第4章 IoTとビッグデータ
第5章 スマートマシン
「我社のシステムも、そろそろクラウドをうまく使ってコスト削減や現場の利便性を向上させるべきですよ。」
「若者層の顧客拡大を図るためにスマホやタブレット、ソーシャルにも対応したマーケティングやプロモーションをすすめてゆく必要があります。」
「ビッグ・データの活用は、もはや競争力を維持するためには不可欠です。我社でも積極的に取り組んでゆくべきです。」
あなたは、このような話題についてゆくことができるでしょうか。
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しかし、ITの進化は留まることはありません。ついこの間まで、常識とされていたことが、今では、新しい常識に置き換わってしまうことなど、珍しいことではないのです。この動きについてゆくことは、ITを生業にしている人たちにとっても、なかなか大変なことなのです。
では、ネットで情報を集めて勉強すればいいではないかと、お考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし、断片的な情報はいくらでもありますが、それを体系的、俯瞰的に整理されている情報はなかなかありません。
そんな中でも、研究機関や調査会社が、「〇〇の動向」と称して、ITに関わる様々な分野を体系的に俯瞰した報告書をみることがあります。しかし、ITや業界について、ある程度の専門知識を持つ人に向けた内容であり、そういう知識を持たない人たちにとっては、理解することは容易ではありません。
本書は、そんなお悩みをお持ちの皆さんに、ITの最新の常識をできるだけ平易な解説で、ご理解頂こうと作りました。ただ、キーワードを書き並べて辞書のように解説するつもりはありません。それでは、そのキーワードの持つ意味や価値は理解できません。それらは、深層ではお互いに深い関係を持っています。深層にある大きな流れ(トレンド)を理解することが大切だと考えています。キーワード同士の相互の繋がりがわかり、これらの情報についてのより深い理解を得ることができれば、未知の領域にも想像力を働かせる事ができるようになります。本書は、この考え方を大切にしています。
ITについてこれまで、専門的な勉強をしたことがないが、自社の経営や自分達の業務に是非とも活かしてゆきたいとお考えの方には、お役に立てると思います。また、就活中の方や新入社員の皆さんにも、社会人としての常識として、この程度は知っておいて頂きたい内容です。さらには、ITに係わっているが、最新のトレンドになかなかついて行けないで困っている方にも、お役に立てると思います。
少し欲張りかもしれませんが、ITビジネスの第一線でご活躍の皆さんにも参考になると思っています。詳細な技術論は語られていませんが、最新のITのキーワードについて、それらがどのような関係にあり、どのような価値をもたらそうとしているかを体系的に理解して頂くことで、皆さんの専門的知識を整理するお手伝いができると思っています。ITトレンドの大きな流れを高い空の上から眺めてもらおうことができるでしょう。
また、本書で使用した100枚ほどの図表は、パワーポイントのプレゼンテーションとして仕立て直し、ロイヤリティ・フリーでご提供しています。勉強会での教材や提案書の素材として、是非ご活用下さい。ダウンロードの方法は、本書の最後にご紹介しています。
ITは、もはや常識です。ITビジネスに関わっているいないにかかわらず、私たちはその常識を知らなければ、不便でたまりませんし、これからのビジネスを組み立てることさえできません。そのために必要な最低限の「最新の常識」を本書で学んで頂ければと願っています。
斎藤昌義
大越章司
渋屋隆一