「SIビジネスはなくなってしまうのでしょうか?」
これまでと同じやり方では、収益を維持・拡大することは難しくなるでしょう。しかし、工夫次第では、SIを魅力的なビジネスに再生させることができます。
その戦略とシナリオを一冊の本にまとめました。
歴史的事実や数字的裏付けに基づき現状を整理し、その具体的な対策を示すこと。
身の丈に合った事例を紹介し、具体的なビジネスのイメージを描きやすくすること。
新規事業を立ち上げるための課題や成功させるための実践的なノウハウを解説すること。
2016年1月25日発売
斎藤 昌義、後藤 晃 著 A5判/本文2色/240ページ 定価(本体1,880円+税)
978-4-7741-7872-1
※ 本書をご購入いただいた方向けのサービスです。
こんな方に読んでいただきたい内容です。
SIビジネスに関わる方々で、
- 経営者や管理者、事業責任者
- 新規事業開発の責任者や担当者
- お客様に新たな提案を仕掛けようとしている営業
- 人材育成の責任者や担当者
- 新しいビジネスのマーケティングやプロモーション関係者
- プロジェクトのリーダーやマネージャー
内容のご紹介
第1章 システムインテグレーションの現実と課題
第2章 これからのカギとなる3つのトレンドと10のテクノロジー
第3章 ポストSIビジネスの3つの戦略と9つのシナリオ
第4章 ポストSIビジネスを支えるグローバル戦略、プライシング戦略、人材育成戦略
第5章 新規事業を成功に導くために知っておくべきこと
*ポストSIビジネスに取り組む10の実践事例も合わせて紹介しています。
「システムインテグレーションは、本当になくなってしまうのでしょうか?」SI ビジネスは、いま大きな節目にさしかかっています。人月積算に頼った収益モデルは、明らかな構造的問題を抱えています。それに加え、クラウドや人工知能の普及が工数業務を代替する流れは、ここに来てさらに加速して
います。
「では、どうすればいいのでしょうか?」
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本書の執筆にあたっては、次の 3 点に留意しました。
- 歴史的事実や数字的裏付けに基づき現状を整理し、その具体的な 対策を示すこと。
- 身の丈に合った事例を紹介し、具体的なビジネスのイメージを描 きやすくすること。
- 新規事業を立ち上げるための課題や成功させるための実践的なノ ウハウを解説すること。
本書では、机上の理論や精神論ではなく、実践に役立つ戦略や方法論の紹介を心がけています。そのため、クラウドシステムインテグレーションや IoT ビジネスの実践に取り組む株式会社フレクトでポスト SI ビジネスに取り組む後藤晃と議論を重ねながら仕上げました。さらに、新たな取り組みにチャ レンジする人たちにも多数インタビューさせていだき、その実践ノウハウを紹介しています。
本書をお読みいただく前に、本書で扱う「システムインテグレーション(SI)」 とは何かを、明確にしておきたいと思います。
SI を含む情報処理サービス産業とは、ソフトウェア業、情報処理・提供 サービス業、インターネット付随サービス業を中心とした「工数積算を前提としたビジネス全般」のことを示しています。準委任や請負などの受託開発、 SES(システムエンジニアリングサービス)や派遣などもこれに含まれます。 これらを「SI」という言葉にまとめてしまうことには少々抵抗もありますが、世 間でシステムインテグレーター(SIer)と呼ばれる企業の多くは、これらをあわせ持って生業としているところが少なくありません。中には、SIer と自 称しつつも、実態は SESと派遣が大半を占めているところもめずらしくありません。そんな現実から、本書では SI という言葉を広義に「工数積算を前提としたビジネス全般」という意味とし、そこに関わる事業者を SI 事業者として使用することとします。
また、本書は、「規模の経済」を武器にすることができない中小、中堅規模の SI 事業者を主要な読者と想定して執筆しました。 もちろん、大手事業者の中でも変革に取り組んでいる事例は紹介していますし、大手事業者の方にもお役に立つはずですが、そこに重心を置いていないことは、あらかじめご了承ください。
今の特需は、これから消滅します。そのときの備えは、できているでしょうか?
本書は、その答えを考える材料を提供できると確信しています。
後藤 晃
図表サンプル
本書に掲載している全60枚の図表は、ロイヤリティ・フリーのパワーポイントでダウンロードできます。書籍版とパワーポイント版の一部をそれぞれご紹介します。
PEST分析と5フォース分析で見るクラウド化
ポストSIビジネスモデル
新規事業を成功させるための6つのステップ
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